子ども ポケット音楽事典 やさしい楽典

少し趣向を変えて、「楽典」を送り付けてみました。ネット上でできる限り子供向けの楽典を探し出して比較し悩みましたが、タイトルに「楽典」と付いているお手軽な価格帯の本はあんまりないです。今回は、「楽典」というものの存在に気が付いてほしいという気持ちもこめて、この本にしてみました。A6サイズの小さな本です。

タイトルに「子ども」「やさしい」とついていますが、通して読んでみた感想としては、内容はシンプルで硬派な感じです。ある程度知っている人がそばにいる前提で書かれているのだと思います。そもそも興味がなければ買わないでしょうしね。音楽に興味があってまじめに小学校の授業を受け、音楽の教科書を自分で読み込んじゃっているくらいであれば、一人でも読めるかもしれませんが、そんな子どもって音楽が少しばかりはできる人が周りに居るんじゃないかなぁ。

楽譜、音符や休符、拍子、音階、音程、和音、音楽形式と、「楽典」らしい内容が一通り網羅されています。私も楽典を読み込んだことはいままで無かったのですが、よく見かけて意味は知っているけど呼び方を知らない記号とか概念とかもたくさん載っていました。ただし、演奏記号（ピアノ、フォルテ、アンダンテ、ダカーポとか）や、装飾音などは載っていないです。シリーズに「音楽用語」がありますので、そちらに記載されているものも多いのではないかと思います。