小学館の図鑑NEO〔新版〕 昆虫 DVDつき

書影画像
小池 啓一(監修 | 著/文)小野 展嗣(監修 | 著/文)町田龍一郎(監修 | 著/文)田辺 力(監修 | 著/文)
発行:小学館

送り付けた後、姪からはちょっとひんしゅくを買ったらしいが仕方ない。昆虫がいないと人類の生活は成り立たないので、昆虫図鑑は外せないという固い意志をもって送り付けた。

小学校の授業でも、1年生の生活科からとりあつかう代表的な動物が虫だし、3年生から始まる理科でも、最初の動物は昆虫だ。

小学館の図鑑は進化系統樹を元に分化の年代が古い順に掲載されいるため、一番最初が紙魚とかトビムシなどから始まり、だいぶ後になってから分化したチョウなどは後ろのほうのページに載っている。最初に開いた瞬間に、なんだか知らない「いわゆる虫」が出てきちゃうのも、ひんしゅくを買うポイントかもしれない。しかし、進化を感じてもらいたかったので、このことは承知で小学館のものにした。

ただ、小学校中学年になろうとしている姪には、大人からの虫に対する嫌悪の先入観がつきすぎてしまって少し遅かったかなと思う。昆虫図鑑はもっと早く、5歳から小学校入学前くらいにわたしておくのが良かったのかもしれない。そのうえで、あぶない虫に対しては正しい知識で正しく恐怖してほしい。

(外部リンク)版元ドットコム