Dr.スランプ（集英社文庫 コミック版）

マンガへの食いつきはかなり良いみたいなので、ちょっとしたレバレッジをかけるためにこのシリーズを選びました。どうしてレバレッジがかかるかというと、このシリーズの３巻以降、最終巻までが実家にあるはずという、とても内輪な理由ですが（２巻以前の巻は何故か無い）。

若干出版年が古いので、このご時世だと問題にされそうな表現もなきにしもあらずですが、小学校中学年以降が読む分には、現実と物語の区別もつくでしょうし、社会の空気も読めるようになってきているでしょうから、別に気にするほどのことではないと思います。

物語の舞台が宇宙だったり、タイムマシンで舞台の時代が変わったり、擬人化された動物がたくさん出てきたり、そして乗り物（デザインがかっこいい）や発明品のメカもたくさん出てくるので、それらと結びつけて身の回りのいろいろなことに気がつけるようになると良いな。

若干こじつけだけれども、マンガだと視点が自在で吹き出しで登場人物の心の動きもわかりやすいし、このマンガは作者がかなり作品にメタ的に干渉してくるので、物語文を読み書きする入門にも良いのでは？