おかしのずかん

代表的な洋菓子と和菓子が載っている、絵本のような図鑑です。お菓子の絵は良く描かれてていて可愛らしい感じ。ハードカバーの小さめの本になっています。

載っている洋菓子の地方はヨーロッパはイギリスからクロアチアまで、オセアニアはオーストラリア・ニュージーランド、そしてアメリカと多岐にわたっていて、また、それぞれのお菓子には、そのお菓子が生まれた国の国旗が書かれています。いろいろなお菓子に詳しくなって、そこから、それらの地理や文化などに興味が広がってくれればよいなと思います。

また、和菓子も、地方によって違う形になるものが、それぞれの形で描かれて載っているので、身近なところにも文化や常識の差があることへの気づきにつながってもらえるといいな。それぞれに、ちょっとしたうんちくも書かれているので、そこから多くの分野への興味が生まれてくれれば、さらに嬉しいです。

この本から、お菓子作りに興味を持ってらえるのも少し期待です。お菓子作りは科学の分野でも、化学や計量など、けっこういろいろな分野につながっていると思います。同じ膨らむのだって、ベーキングパウダーを使うホットケーキはどちらかというと化学の分野だし、空気を含ませたメレンゲを使うシフォンケーキはどちらかというと物理の分野です。そう考えれば料理やお菓子作りだって、小学生でも自分で科学を身近に体験できるよい機会といえますね。